「シナプスぶろぐ」バージョンアップについて
2006年7月13日(木)9時より「シナプスぶろぐ」を、1.6から1.8にバージョンアップします。
バージョンアップは2006年7月13日(木)8時終了しています。
ご協力ありがとうございました。
今回のバージョンアップでは、約40以上もの新しい機能や改善を行います。
おもな新機能と改善点:
- ブログサーバーの応答性(レスポンス)向上
- スパム対策の大幅な強化(コメント/トラックバックへのいたずら対策機能追加)
- フォトアルバムのAtomフィード機能提供(Atomに対応したRSSリーダーで閲覧可)
関連記事:
「シナプスぶろぐ」の新機能や改善点についての詳細は、下記の [続きを読む] よりご覧いただけます。
「シナプスぶろぐ」の新機能についてご紹介します。
新バージョンでは、次のような40以上もの機能強化を実施しています。
スパム対策の大幅な強化
スパムの疑いが高いコメントやトラックバックを防止するため、新たにジャンクフィルター機能とキャプチャ認証機能を追加します。
ジャンクフィルター機能
ジャンクフィルター機能を搭載したことにより、スパムの疑いが高いコメント/トラックバックを様々な条件から自動選別します。
キャプチャ認証機能
スパムの疑いが高いコメントの投稿時に、キャプチャ認証と呼ばれる画像文字の確認表示と文字入力を促すことにより、スパムコメントなどの自動コメントを行なえないようにします。
なお、キャプチャ認証の実施条件は次のとおりです。
- 投稿後30日以上経過したエントリーに対してコメントが投稿された場合
- コメントの本文中に、同じホストにつながるURLを3つを超えて入力した場合
- ブラックリストに登録されているURL・キーワード・IPアドレスなどとコメントのコンテンツ(投稿者名、登録URL、メールアドレス、コメント本文、IPアドレス)が一致した場合
- ブログで利用している言語と異なる言語で投稿をした場合
キーワード指定でスパムをブロック
これまではIPアドレスによる迷惑コメント/トラックバックスパムの制限のみでしたが、キーワードを登録することができるようになります。
登録したキーワードが含まれた、コメント/トラックバックは受け付けません。
迷惑コメント/トラックバックボタンで削除
迷惑コメント/トラックバックボタンで削除を行なうと、削除と同時にTypePadに迷惑コメント/トラックバックとして報告できます。
コメント・トラックバックの承認設定を個別に指定
従来は「表示設定」から一括で設定していたコメントとトラックバックの承認設定を別ページに新設し、認証を別々に設定できるようになります。これにより、コメントは承認してから公開、トラックバックは承認なしで公開、といった運用が行なえるようになります。
フォトアルバム Atomフィード
フォトアルバムがAtomフィードを配信するように機能追加します。AtomフィードをRSSリーダーなどに登録することで、最新の更新をチェックできるようになります。
1.6からの変更点、修正点
前バージョン(1.6)からの変更点と修正点について、ご紹介します。
投稿関連
- Safariの最新バージョンへの対応
プレーンテキストモードで、装飾ボタンが利用できるようになります。 - 新規作成・編集時のエントリー保護
エントリーを保存しないで他のページに移動しようとした場合に、Javascriptのアラートを表示するようにします。 - blockquote(引用)ボタンの仕様変更
WYSIWYGエディタ使用時に margin-right:0pxを挿入しないようにします。 - 下書きで保存したエントリーの投稿日次の変更
下書き保存日での投稿から、公開日での投稿に変更します。 - 連続エントリー投稿時の補助
エントリーを追加・編集した後に、「エントリーの投稿」というリンクを表示するようにします。
デザイン関連
- Mixed Media Layoutの「4列」レイアウトの修正
タイプリスト(メモ)が表示されるようにします。 - 表示項目の「あなたの写真」の位置変更
カスタム・テーマ上で変更できない問題を修正します。 - ウェブページのトラックバック/コメントの日付の修正
表示設定で選択した日付の書式となるように変更します。 - MTEntriesタグの対応
アトリビュートのうち、「recently_commented_on="1"」をTypePadではサポート外と変更します。すでにこのアトリビュートを利用している場合は「recently_commented_on 属性はサポートされていません。」と表示されるようになります。 - Skypeオンライン状況の表示
Skypeで「オンライン状態」のとき、オンラインステータスを取得できるようになります。 - Atomテンプレートのバージョン変更
Atomのバージョンを0.3から1.0に変更します。 - コメントプレビューのページのコメントの日付
ブログのオーナーの時間帯に応じた時刻を表示するようにします。 - ポッドキャスト対応形式の追加
「.m4v」形式のファイルを新たにサポートします。 - コメントのstrict(取り消し線)タグの対応
strictタグが入力できるようにしました(表示設定でHTMLタグを利用可能にしている場合に限ります)。 - Atomテンプレートで利用できるタグの追加
<$EntryIfOrderNum$>, <$EntryIfHasComments$>という新しいタグを追加します。これにより、Atomフィードでコメント数を表示できるようになります。 - フォトアルバム(個別)のサイドバー表示
パスワード保護を行っているフォトアルバム(個別)のサイドバー表示を、非表示からテキストリンク表示に変更します。
モブログ関連
- 署名コードによる記事切断への対応
モブログの投稿内容に「--」があると、署名コードと認識し、投稿内容を「--」までで終了してしまう問題を修正します。 - 投稿先ブログの指定と公開状態
モブログの件名に「[WeblogName]:[EntryTitle]」というかたちで、ウェブログを指定して投稿したときにWeblogNameが見つからなかった場合、モブログ設定で設定しているウェブログに「公開」の状態で投稿されるように修正します。 - 件名無記入時のエントリータイトル
件名を入力しないでモブログを行った場合、本文の最初の5文字をエントリーのタイトルとして利用していましたが、これを「件名を入力していない場合は、エントリーのタイトルを無記入」と表示するように修正します。
パフォーマンス対策
- MTCommentsタグの仕様変更
lastnのアトリビュートが設定されていない場合、「lastn=”50”」として動作するように変更します。 - 最近の投稿、最近のコメント、最近のトラックバックの表示件数
「表示されているアーカイブを生成したときから数えて一ヶ月の間」に投稿されたエントリー、コメント、トラックバックのみを表示するように修正します。
その他
- エントリー一覧、コメント一覧、トラックバック一覧の件数表示
「5、20、75、125、すべて」から「5、20、50」に変更します。 - 検索フォームの仕様統一
サブナビゲーションに表示されている検索フォームと、検索のページに表示されている検索フォームについて、大文字小文字の扱いが異なっていたために扱いを統一するように修正します。 - 「RSS/Atom フィード」の表示項目で生成されるHTMLを一部変更
scriptタグにtypeアトリビュートの追加など。 - カステム・テーマでの「接続中のリンク」の色の設定の修正
カステム・テーマでの「接続中のリンク」の色の設定が反映されていない状態になっていたので、反映されるように修正します。 - 連続投稿(一定期間中にコメント投稿を繰り返すこと)の規制
従来はエラーメッセージが表示されるのみでしたが、キャプチャ認証のページを表示させるように仕様を変更します。 - ウェブページ上に破損画像(参照先(src)にファイルが存在しない画像タグ(img))がある場合
従来はブラウザの設定に準じた表示となっていましたが、1.8から破損画像があった場合は「Image not available」という画像を表示するように仕様を変更します。 - 公開設定の変更時の仕様
再構築のボタンが表示されるように修正します。 - API関連
- APIが自動選択するときに選択されるAPIを、AtomからMetaweblogに変更しました。この変更は、ectoなど外部API投稿ツールが、AtomAPIよりもMetaweblog APIに親和性が高いために行っています。
- モブログの件名に「[WeblogName]:[EntryTitle]」というかたちで、ウェブログを指定して投稿したときにWeblogNameが見つからなかった場合、モブログ設定で設定しているウェブログに「公開」の状態で投稿されるようになります。
- 件名を入力しないでモブログを行った場合、本文の最初の5文字をエントリーのタイトルとして利用していましたが、これを「件名を入力していない場合は、エントリーのタイトルを無記入」とするようになります。
- RDF文中のAPIの選択リストの中に「Movable Type」を追加します。
- タイプリストの書き出しファイル(OPMLファイル)に「OPML generated by TypePad」と表記するようになります。
- xmlrpc経由でエントリーのカテゴリーのみを編集した場合に、リビルドを行うように仕様を変更します。(今まではxmlrpc経由でカテゴリーのみを編集した場合にはリビルドは行いませんでした)